【東洋陶磁学会】竹内常任委員長殿

粛啓

平成23226日、日本の陶磁器における最高学会の常任委員長に、この氷見市まで

足を運んで戴き、誠に有難う御座いました。

しかも私人としてでなく、東洋陶磁学会の常任委員長としての来氷でありました。

お疲れの所、早速4人の立会人の下、直接、神器「寶」を手に取って拝見戴きました。

その席上で、竹内委員長が述べられた要諦を御確認させて戴きます。

 

一・「寶」は自然石では無く、陶磁器である事。

(印台には空洞は無いだろう)

二・現在の所、このような40×70×70mmの方形の陶磁器は世界中で一点も確認

されてはいない!!!

三・焼成は恐らく不可能であろう。

 

 上記の三点は、学会委員長としての公式見解であり、「寶」にとって歴史的大きな一歩で

ありました。

過去に貴学会名誉顧問で唐白磁の日本一の権威長谷部楽爾先生が、★僅かながら唐代の

特徴が見れる、と述べられました!!!

従って、陶磁器部門の検証は、ほぼ終えたと考えても全く問題無い筈です

歴史部門は個々の諸先生約70名、そして3000名は参集する「日本道教学会」「東方

学会」「日本中国学会」その他の学会も異論反論できず、各歴史学会の最終確認状(内容

証明書)で完璧に終えております。

歴史部門の唐代史・道教史・獅子文化・皇帝史・年譜・杜甫漢詩・古銭銘文・篆刻銘文・

その他全ての傍証がこの神器・太極「寶」の史実を指し示すのであります。

従って、上記の要諦三点を合わせ総合的に結論付ければ、この獅子陶印が唐朝の神器・

太極「寶」と決定づけて疑問のさしはさむ余地は皆無の状況です。

 竹内委員長が歩んでこられた研究過程で中国の歴史研究は当然の事とは存じますが、道

教・易・陰陽五行・篆刻象形、漢字学等々は基本的に御専門外で対談が仮説論の入り口に

終始いたしました事については、拙者は得心致しております。

御配慮戴いた、以後の「寶」の処遇の問題は、大臣・長官各位への「訴状」の内容等も

あり、今一度思案がまとまり次第、追ってお送りさせて戴きます。

また委員長の改選があった場合も、後任の委員長に「寶」の事案を、責任をもって引き

継ぐとの力強いお言葉に安堵いたしております。

何はともあれ、この度の来氷のご決断に深甚の敬意を払うものです。

委員長のお人柄にて楽しい時間を持てたこと、永年の辛苦も癒されました。

貴学会の諸先生、とりわけ斉藤孝正常任委員に、宜しく宜しくお伝え願います。

春の訪れが、小脇の水音にも感じられます。

近く海外出張もあるとの事、竹内委員長のご活躍と御健勝を心よりお祈り申しておりま

す。

敬白

平成23228