My written complaint informing of 
Treasure’s discovery has been sent 
to more than 130 individuals and 
academic
 institutions like Japanese 
Government, well-known people in 
the
 fields concerned, learned societies,
professors as well as museums’ people.


      『訴状』

             
  謹啓

 はじめに、日本国のため、日々身命をささげておられます貴下に
深甚の敬意をはらうものです。
 遥か遠くより、深く御尊敬申し上げておりました貴下に、恐れな
がらこの度、謹んで御注進申し上げます。
 お届けいたしました題名「寶」の拙著は門外漢が、日本最大の
「大漢和辞典」に載る中国五千年の至宝、神噐「寶」について史上
初めて解明し、その存在を立証した本です。
 この神噐「寶」は中国文化の黄金期、約千三百年前の唐の時代に
あの有名な玄宗皇帝の勅命により製作された、神噐「寶」です。
 解明の結果、この神器「寶」は二十四年の歳月をかけ焼き上げら
れた、傳国璽、改め“承天の大寶”と命名した唐朝の神噐で、焼成
不可能な”奇跡”の陶磁器です。さらに、この印面に篆刻された印
文「九文字」は天文学的確立の中から創造された、漢文化の神知”
大極”の神秘が天隠されてありました。
 そして、この神噐「寶」こそ、老子”五千言”第四十章から創造
され、後世に伝わる幻の器”方円の器”でありました。
 さらにこの台座に鎮座する獅子は、中国は言うにおよばず、東南
アジア全域に広がる獅子文化の原点、基であります。
 即ち、正倉院の獅子文物、狛犬、獅子舞のルーツであります。
 この神噐「寶」は、天寶年間の”安史の乱”に強奪され、以後歴
史の闇に消え、その行方は一切不明で、今日までの、あらゆる歴史
書、文献にも登場しない幻の「寶」です。
 神噐「寶」は史上初めて公開される、漢文化の至宝であります。
 この神噐「寶」発見は、二十世紀の最後を飾る、今世紀最大の発
見と信じて疑いありません。
 発見いたしました、この漢文化の至宝、神噐・太極「寶」を、日
中友好と、混迷する日本、そして二十一世紀をになう若者の、希望
の”寶”に役立てたく、謹んでご注進申し上げるものです。
 申すまでもなく、現下の大恐慌は想像を絶するものです。その大
恐慌を脱する国民の願いを込め、2005年、世界大博覧会、愛知
万博が開催されます。
 私はこの愛知万博に、この中国5千年の至宝、「寶」を出展し、
大会成功の一助になればと深く祈念いたしております。
 また大会のフィナーレに、日中友好のシンボル、両国の懸け橋と
して、「寶」を中国に無償返還することを希望いたしております。
 この夢をかなえるには、愛知万博実行委員会、日中友好協会、中
国政府、NHK、日本政府関係各位の、ご理解と連携が不可欠であ
ります。
 どうかこの「寶」本をご一読戴き、私心なき私の願いをおくみと
り戴き、二十一世紀の”希望の扉”を開いて戴きたく、衷心よりお
願い申す次第であります。
 以上、身命を賭してご注進申し上げます。
 この奇跡の太極「寶」発見の、歴史的快挙に免じ、未熟者の不調
法と不作法の段々、平にご容赦願います。
 これまで、ご高配を賜った諸先生方、関係機関との経過、そして
「寶」の一応の全貌は、同封いたしました別紙に詳しく記してあり
ます。
 遺書を認め、神仏に祈り、祖先の御霊に誓い、身を挺した六年間
は、一日平均十五時間を確実に越える、言葉にならぬ歳月でありま
した。
 別紙、添え書きをお読み戴き、本書「寶」を、ご一読願えれば、
解明、執筆に、不眠不休で突き進んできました私の労も報われます。
 遠く北陸の地より伏して、伏してお願い申し上げます。

                         平成11年9月5日   敬白



                        
掲載の「訴状」と「添え文」は平成11年9月5日、政府閣僚、財界、各界著名人、学者、総勢130余名に送付した書状です。 家業再建と私事に忙殺され約9年の歳月が流れた。 昨年再び行動は開始された!!!