七日目記事

天下の覇者“象徴の器”

神噐・太極「寶」奪われる!!!

「安史の乱」と歴史の証人、詩聖「杜甫」

神噐「寶」が奪われた唐代動乱「安史の乱」の歴史の証人は詩聖「杜甫」です。!!!

「安史の乱」は安禄山と史思明が天寶年間(755年)に起こした乱のことを云う。

『大漢和辞典』に「神噐」とは天下象徴、天下の覇者がもつ宝器とあります。

即ち、この「安史の乱」は神噐・太極「寶」争奪戦の一大スペクタクルなのです。

神噐・太極「寶」が安置されてあった「玄元皇帝廟」想像図です。

神器「寶」安置の玄元皇帝廟で、天まで聳える程の壮大な伽藍で、警護は厳重であったと

杜甫は謳う

神器・太極「寶」が賊軍に奪われ、取り戻せと杜甫は今も1300年の歴史の彼方で

叫んでいます。

「安史の乱」で神噐・太極「寶」安置の玄元皇帝廟が廃墟となったのです。

杜甫はその廃墟を確認するため再び足を運んでいる。

それ程、この神噐・太極「寶」は、唐代文化の黄金期の、まさに象徴であった!。

詩聖、杜甫は神噐・太極「寶」のまさに歴史の証人なのです。

                              

上記図@の「開元通寶」(開通元寶)は「寶」制作スタート(712年)年号に合わせ改

めて発行されました。

その銭文にある「開元」の言葉の深淵には「元」を開けば、「寶」に通ずる!!!を暗示

しております。

そして、完成なって「天から賜った奇跡の寶」「天寶」と年号を30年振りに改元したの

です。

そして図ABは天下の覇者がもつ、神噐「寶」を安禄山・史思明が取得したことを天下

に発信したのであります。

テレビ・ラジオの無い時代です。

中国全土に神噐「寶」取得した覇者を伝えねばならない。

神噐「寶」を手にした急場の皇帝は、急ぎ記念銅貨を発行し勝利の戦局を全土に通達す

る。

銭文Aは、唯一の「寶」を得た  Bよって戦乱は終息し天下は元にもどり順天。

この銅銭は今も皇城まえの激戦地から時々発掘されると言う。

安史の乱後、印面写真の通り、一部欠損した神噐「寶」は、完璧の神の座から降ろされ、

1300年の歴史の藻屑となったのです。

「寶」の命脈を託された承禎氏の談によれば、加賀藩の廃藩置県により民間に売り出さ

れ、富山の豪商の手に渡ったと云う。

そして、終戦時その豪商が没落し、承禎氏の古陶器の師である某翁が落札し、翁が亡く

なる数年前、承禎氏がその命脈を託されたのであります。

「安史の乱」の直後か、宋交易の時代か、銭屋五兵衛の密貿時代か1300年の旅路は

「寶」のみぞ知るであります。

歴史のジグソー・パズルは最終局面で「寶」の存在により、歴史は完璧に整合する。

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特命担当   ○○・・・・・・・・・・